2020年に開催したワークショップ


ラッセル・コルツ博士のワークショップはZoomによる開催となりました(2020/2/25)

国内で、新型コロナウィルスの感染が広がっており、ラッセル・コルツ博士、ならびに参加者の皆様の安全を第一に考えて、今回のワークショップはZoomによる開催に変更させていただくことにいたしました。今回のワークショップを楽しみにしていた方には、本当に申し訳ございません。

 

ラッセル・コルツ博士の来日にあたり、これまでに約1年間をかけて、準備をしてまいりました。今回の事態は残念ではありますが、感染の予防をするためにはやむを得ない判断でした。

 

現時点では、2021年3月19日(金)、20日(土)、22日(日)に延期する案が出ており、来日のワークショップの開催に向けて調整をしております。こちらも、正式に決まり次第、ホームページでアップさせていただきますので、よろしくお願いいたします。

 

新型コロナウィルスでお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りし、早く感染の拡大が収束していくことを心より祈念申し上げます。

 

プラスワンラボ合同会社事務局

怒りの問題を劇的に改善するコンパッション・フォーカスト・セラピー・ワークショップ

本ワークショップでは、コンパッション・フォーカスト・セラピーの専門家であるラッセル・コルツ博士をお招きしました。

 

ラッセル・コルツ博士は、凶悪犯罪者の怒りの治療に向き合う中で、受刑者のコンパッションを育むことが重要であることに気づきました。

 

従来のアンガーマネージメントやアンガーコントロールを実践している専門家にとっては、「コンパッション」という視点を取り入れることでさらなる技術向上につながり、強力な武器になることでしょう。

 

また、コンパッション・フォーカスト・セラピーのエクササイズも体験することができます。そのため、初学者でも、深く理解できる機会となりました。

★講師 ラッセル・コルツ博士(Russell Kolts, Ph.D.)

  ※ワークショップでは逐次通訳で行いました。

 

【講師紹介】

 アメリカのイースタン・ワシントン大学の臨床心理学の教授であり、凶悪犯罪者の怒りを治療する臨床経験から、従来のアンガーマネージメントにコンパッションを導入。劇的な改善が見られるようになる。

 アメリカのワシントンで、コンパッショネイト・マインド・センターのセンター長を務めており、コンパッション・フォーカスト・セラピーの中心的存在であり、論文や書籍も多数ある。

★日時 

 2020年3月20日(金・祝) 10時~12時、13時~15時

        21日(土)   10時~12時、13時~15時

                      22日(日)   10時~12時、13時~15時

 

※当日、Zoomに接続できない場合でも、後日、録画ビデオを視聴できるようにしました。

 

★Zoomによる開催

Zoom(https://zoom.us/jp-jp/meetings.html)を使用しました。

 

★参加人数

全国各地から、約50名の心理士が参加されました。

 

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、ご自宅からZoomでご視聴できるようにいたしました。

 

 

※当日の資料やTrue Strength Modelのマニュアルは、事前に郵送いたしました。

 

※合計12時間のワークショップの中に、9回のアウトブレークセッション(グループワーク)に参加して頂きました。

 

★ワークショップに関連した動画

 ●ラッセル・コルツ博士のTEDの動画です。

 怒りは人を孤独にさせ、悲しみから目を背けるようにさせます。

 怒りの問題を改善させるために、コンパッションが必要となります。

★当日のワークショップの様子

 ●ワークショップの一部分です。

※ラッセル・コルツ博士からご許可を頂いております。

※ビデオ録画のご視聴をご希望される場合は,事務局までお問い合わせください。

★参加者の声

 

 ●怒りにまつわる心や身体のプロセスを丁寧に体験することができ、また、実際にクライアントさんとお話するときに共同作業となるような対話の仕方、ゆったりとしたペースなども学べて、とても有意義なワークショップでした。

 

 ●アンガーマネジメントに関するワークショップ、研修に何度か参加し、自分でもセミナーやカウンセリングを行ってきましたが、コンパッションを取り入れたアンガーマネジメントは初めてで期待して参加しました。期待以上に素晴らしく、いままで足りなかったことがはっきりとわかりました。セラピストの態度や前提、導入に関して大切なことを学びましたので、今後、実践していきたいです。

 

 ●今回のワークショップでの学びは、本当に沢山ありました。怒りの持続モデルについて、それぞれのタイプがどのようなプロセスをたどるのかを図式でわかりやすく説明していただきました。このプロセスもクライアントさんと一緒に共有できたら、クライアントさんが自分自身の理解と、自分が悪いわけではないという恥を減らせることにつながることがわかり、早速使ってみたいと思いました。

 

 ●講師のパッションとコンパッションが参加や全体に向けられていた。資料の質もよく、講義も熱が入ったもので、エクササイズも非常に良かった。Zoomでの研修がむしろ効果的に感じられた。講師との距離が近く、質問もしやすく、とてもよかった。

 

 ●大変な状況の中でしたが、受けて良かったと心の底から思いました。ありがとうございました。

 

 ●どんなオリエンテーションの方にも、どんな領域でお仕事をされている方にも必ず役に立つと自信をもっていえます。

 

 ●毎回、ホスピタリティ溢れる運営にとても感謝しています。いつも質の高いワークショップを提供してくださり本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

 ●オンラインへの変更については丁寧な説明と希望の調査があり信頼感が持てました。

 

 ●コロナウィルスの関係で様々なイベントが自粛されるなか、zoomを使って開催して頂き、ありがとうございました。

 

 ●海外講師のワークショップに参加するのは初めてで不安だったのですが、海外講師だということを忘れてしまうほど自然な通訳でした。ありがとうございました。

 

 ●CFTのワークショップを受けたのは3回目です。様々な方向からCFTを学べ、今回特に理解しやすいものを取り入れられる感じがしました。今回はZoomという新しい挑戦をされましたが、とてもいい感じでした。ありがとうございました!

 

 ●このような状況下で、ウェビナーへ企画変更・実施いただいたことに感謝します。

 

 ●ラッセルコルツ先生が、ご自身のご経験をもとに具体例をお話下さったので、実際どのような言葉かけがコンパッションをもった関わりなのかが、非常によくわかりました。

 

 ●3日間ZOOMでの開催が無事に行われましたこと運営をして下さった先生方に感謝申し上げます。私たちの気づかないところでのご配慮があったからこそ、最初こそ不安でしたが、すぐに安心して参加できました。ブレイクアウトルームも途中やり方のご配慮もいただきありがとうございました。みなさまばらばらの状況なのに、最後は一体感というか、皆で受講した感覚を得ました。最後のラッセル先生への感謝の言葉のスライドも、あの短い時間で作って伝えて下さり本当にありがとうございました。