ポジティブ心理学に基づいた組織開発

弊社では、ポジティブ心理学の理論や技術に基づいた組織開発のお手伝いをさせて頂いております。

 

『ハーバード・ビジネス・レビュー』は、ビジネスの最先端で活躍している会社や経営者を取り上げて、全世界におけるトレンドを紹介しています。その雑誌の中でも、最新のポジティブ心理学の理論が注目されているように、組織開発には、ポジティブ心理学は重要な視点となっています。

 

以下にあるポジティブ心理学のテーマの中でも、特に、フロー、強み・ストレングス、レジリエンス、マインドフルネスは得意分野ととなっております。

 

1)フロー(仕事に対して楽しさを見出せるようになること)

 

2)強み・ストレングス(部下の強みを発見し、活かすことで組織全体のパフォーマンスが向上すること)

 

3)レジリエンス(仕事上、失敗やミスなど、困難状況でも乗り越えることができるようになること)

 

4)マインドフルネス(目の前のことに専心し、価値判断することなく、あるがままの状態を見つめられるようになること)

 

他にも、

 

5)自分らしさ(仕事上、自分らしいと感じられるのはまさに天職ですが、自分の「したい」「やりたい」を仕事上で実現できること)

 

6)ポジティブ感情(組織の中で、ポジティブ感情が多ければ、立ち直りも早く、パフォーマンスも高くなること)

 

7)勇気・カレッジ(仕事上、困難状況に飛び込み、失敗や不安を恐れずに立ち向かっていけるようになること)

 

8)楽観性・ホープ(物事を楽観的に捉えたり、希望・ホープを見出すことで、停滞している状況でも諦めなくなること)

 

9)粘り強さ・グリッド(物事に対して粘り強く、諦めずに、根気強く取り組めるようになること)

 

10)セルフ・コンパッション(自分に対してやさしさを向けて、本当の自分の気持ちに素直になること)

 

11)感謝(まわりや物事に感謝できるようになること)

 

12)創造性・クリエイティビィティ(画期的な方法や新しい価値を発見したり、仕事上で工夫できるようになること)

 

13)リーダーシップ(組織やチームを自分のスタイルで率いることができるようになること)

 

14)つながり・コミュニケーション(仕事上では、ネットワークやコミュニケーションが欠かせません。これをうまく使えるようになること)

 

15)弱みの受容(弱みや失敗を受け入れることで、上司や同僚に相談しやすくなり、受容的な環境になること)

 

があげられます。

 

上の1)~15)の側面は、すべてトレーニング(学習)することができる側面となっております。

 

上記のポイントを抑えることができれば、エネルギーや活気に満ち溢れるチームや組織になっていくことでしょう。

 

そうすることで、企業や個々のパフォーマンスが向上し、会社に対するロイヤリティ(忠誠心)は増し、自らの責任で自律的・能動的に動ける従業員が増えていきます。

 

詳しくは、お問い合わせください。

 

★研修担当者の主要な書籍・論文一覧

『フロー体験の促進要因と肯定的機能に関する心理学的研究』(2014年、風間書房)

 

 これは、ポジティブ心理学の提唱者の一人であるチクセントミハイの主要な理論であるフロー体験に関する15個の研究をまとめたものです。

 

 大学生を対象に調査を実施したものですが、フロー体験が生じる活動に従事していると、目の前のさまざまなことにコミットする(積極的に生きる)ようになります。

 

 実際に、研究15ではフロー体験を生じさせるプログラムに取り組んでもらい、その活動に対するモチベーションが高まり、抑うつや不安などのストレスを低める効果が見い出されました。

 

 仕事中に、フロー体験を感じられないのは、さまざまな要因がありますが、実は、3人に1人は日常的に感じられないとされています。ただし、意識によってトレーニングすることができますし、環境を整えることによってフロー体験を生じさせることができます。

 

★組織開発コンサルティング(ポジティブ心理学)の流れ

 

ステップ1)講演依頼のお申し込み

 

ステップ2)講演会・研修会の実施

 

ステップ3)企業や組織風土のモニタリング実施(原則2週間)→ テーマ・目標の設定

 

ステップ4)研修参加者の抽出と日程の調整後に研修開始(隔週で2時間10回セッション・約半年間)

 

ステップ5)効果測定・フォローアップ → 問題の抽出、テーマ・目標の再設定